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【社会】バランキージャの警察署で警察官が被疑者に暴行

SIJIN(国家警察刑事局)の局員が逮捕した被疑者に対して、壁に押し付けるなどした暴行の一部始終がSNSを通して明らかになった。アトランティコ州国家警察司令官は、事実と実態を明らかにし、被疑者に暴行を加えた局員を特定の上、懲戒処分を視野に入れて捜査する方針だとしました。

問題の動画は下記です。

一人の刑事局員が、両手両足を拘束された被疑者の胸ぐらをつかみ、持ち上げて壁に勢いよく叩きつける姿が確認できます。動画の中で確認できる他の関係者は2名で、特段制止する様子もなく、事態を傍観しています。壁に投げ飛ばされた被疑者の嫌疑等の状況は分かっていません。

アトランティコ州国家警察のウーゴ・モレノ大佐は、暴行を行なった刑事局員とその関係者の特定作業を進めており、種々の懲戒処分に処すことにしていると話し、国家警察として、被疑者への暴行等の処置は許容できるものではないとしました。

国家警察による市民への暴行事件は、バランキージャ市で10/15に起こったのが直近です。警察官が50歳の市民であるジョニー・メディーナ氏に発砲し殺害したという内容です。

【出典:El Espectador紙

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日本では国家公安委員会の指導の下、警察庁を国家警察組織として、各地方に都道府県警本部や警視庁が配置されております。自衛隊は防衛省、海上保安庁は国土交通省が管轄し、国内治安維持部隊の権力分散ができています。

一方、コロンビアでは国家警察、コロンビア政府軍、国境警備隊は全て国防省が管理しており、治安維持部隊の権力分散が不十分な状況となっています。

さらに、コロンビアの公安職公務員は月給がとにかく低いです。その中でも国家警察の警察官の給料は、日本の交番勤務の巡査部長レベルでも、額面月給6万5千円ほどで、手取り5万円前後のパトロール警官が多く、勤務後に副業を行なっている警察官もいます。警察学校の授業料はとても高く、警察官に任官された時点で多額の借金を抱えている状態もあり、汚職も横行しています。

犯罪率は強盗や殺人など凶悪犯罪が多く、命がけの場面も多いが、給料が仕事に見合っておらず、都市部では治安の悪い地域のパトロールは行かないという警察官もいます。職務怠慢も日常茶飯事です。

2020年9月には、ボゴタの国家警察官が無抵抗な市民にテーザー銃を浴びせ続けて殺害した事件に端を発した、市内の60ヵ所以上の交番や警察署の焼き討ちを伴った暴動に発展しました。最終的に警察が武力で鎮圧、8人の死者も出ました。

最近では、首都のボゴタ市長が国家警察の度重なる失態や怠慢ぶりを見て、「ボゴタ市警察」の構想を明らかにしています。市民の警察に対する不満は日に日に高まっている状況です。

コロンビアでは、警察官は基本的に信用ならないので、観光やビジネスで滞在する際には、十分気を付けて関わらないようにするのが無難です。

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