
国家統計局の公式発表によると、コロンビアの2020年10月時点での失業率は、14.7%になり、前年同月比で4.9%悪化しました。
フアン・ダニエル・オビエド統計局長官によると、13の大都市ではより深刻で、平均16.8%と、前年同月比6.4%の悪化になりました。
国家統計局によると、2020年10月でコロンビア全土におおよそ2,127万人の雇用契約がある状況で、これは前年同月153万人の減少です。完全に失業している人は10月で3,652人となり、前年同月比で116万2千人ふえました。レイオフ中の人は15.074人で、前年同月比で88万7千人増加しました。
オビエド統計局長官は、「コロンビア全体で見ると、2020年9月には15.8%の失業率で、コロナ情勢下で隔離政策が始まった3月以降最も失業率が減った月だった。10月も失業率は減り続けており、2020年3月から10か月の間で失業率は回復しつつある」と強調しました。
さらに「しかし、13の主要都市と大都市圏の失業者数は大幅に増加しており、これは都市の労働市場構造に対するパンデミックの影響が大きいことを意味しています。これは従来からある地方の失業と労働市場構造の問題に加えて大きな問題となっている」としました。
【出典:DANE、DNP、El Espectador紙 11/30】
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マクロ経済の教科書理論通りになってきたような気がします。
コロンビアではコロナ情勢下でGDPギャップが膨らんでいます。このまま政府の大型財政出動が無い限り、1年で失業率は5.5~6パーセント程上昇する可能性があります。
潜在GDP(筆者試算):600兆コロンビアペソに対して、
四半期のGDP:248兆コロンビアペソとなっております。
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